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確認テストと期末テストの勉強が終わった
眠いんだけど、和室の私のお布団でお父さんが寝ている
………………………………………
お父さんが帰ってきた頃は『みつおと寝る場所は別』って私のお布団かたづけられた
だけど……勉強したまま寝てしまう事もあって、みつお君のお布団で一緒に寝てしまった
しばらくすると、勉強するテーブルを挟んで布団が敷いてあった
だけど……勉強教えて貰う時は同じ方向でなので、いつの間にか一緒に寝てしまっていた
お父さん、人が勉強してる時にグーグー寝て………しかも、大の字でねてるから寝れないじゃん!
「みつお君……」
みつお君が、自分のお布団に横になりながら『おいで』ってしてくれた
フラフラと誘われて入っていく
食中植物のハエになった気分だわ~
暖かさにうっとりする
お父さんと違う、硬くて大きいからだ
安心するけど、落ち着かない気分になる
背中にまわった手が…顎にそっと触る
静かに上向きにされて、唇にあたたかい温もりを感じた
隣に大好きなお父さんが寝ている
みつお君とお布団の中でするキスは少し罪悪感の香りがする
だけど、幸せな高揚感がした
本当はその意味をとっくに気がついてるんだよ?
だけど、もう少し待って?
春になったら……伝えられるかな?
『みつお君が好きだって』
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