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そのレストランは、イタリアンの店だった
可愛い内装の店内がクリスマスの装飾で
大人な雰囲気になっていた
哲っちゃんが色々注文してくれた(奢り?)
今日は終業式なのでお昼までだったから、お腹すいた……
……だけど ね~ププっ 哲っちゃんを見る
終業式なのでスーツ姿は まあまあ、かなあ?
だけど、『THE体育教師』の哲っちゃんがイタリアンって似合わない~!
生徒に奢るなら『ラーメン』って感じよ?
あ~笑い我慢してお腹痛い…「倉田ぁ~オマエ『 1 』になりたいのか?あ¨あ¨?」
ご、ごめんなさい……
気分の害した哲っちゃんの命令で、
どんどんくる料理を小皿に取り分けさせられた
めちゃめちゃ美味しいクリームスパゲッティをたべながら疑問を聞く
「センセ~?なんで奢ってくれるの?」
「ん? 奢りじゃないぞ? 借りは後で返して貰うぜ?」
切れ長の目が甘くにじむ
「今日は、デートするんだろ?オレと」
そういって哲っちゃんの手が私のほほを包んだ
ーーーーーはあ~~!?
哲っちゃんが整ってはいるが、恐い顔(失礼!)に色気をにじませている
ゆっくり手が頬を撫でる
ーーーーーーええ?
哲っちゃんから目が離せないまま
みるみる、顔が赤くなったーーーーー
―――――――――――――くっくっく
ーーーーーん?
哲っちゃんが下を向いて肩を
震わせている………
「くっくっく……悪いなあ?冗談だよ!」
――――ええ~?ヒドイ!!頬っぺた膨らまして怒る
「……冗談じゃないほうが、よかった?」
ーーーーええ?ついつい顔が赤くなる私
カラカワレテルのに悔しい!
「倉田~お前、ホント可愛いなあ?
神宮寺、大変だからあんまり『男』に隙見せるなよ?」
哲っちゃんめ、笑いすぎて涙がでてる
「もう!センセーだから、何で今日は奢りなの?」
「あ~……待ち合わせだよ?ユキさんと」
――――――――へっ?
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