シンデレラレッスン12

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『ふ~ん』って聞きながらも、料理をバリバリ食べる哲っちゃん げげっ 無くなる!慌ててチキンを頬張った プッと人の顔見て笑う哲っちゃん 「スゲー顔だな?ま、プレゼントは神宮寺がいらねーって言ってんだろ?ほっとけよ ユキさんが今日くるのは別件らしいしな」 時計を、チラッと見る ーーー別件? そこにちょうどユキさんが現れた 「すみません!御呼びだてしてしまい申し訳ありません」 哲っちゃんに促されて座るユキさんが、ご丁寧な挨拶をしている 丸いテーブルなので二人がよくみえた  目付きの鋭いワイルド~な哲っちゃんと、和風クールビューティーなユキさんは、とってもお似合い! 『極道の若夫婦』? 「あ?てめ~!誰が『極道の若夫婦』だって?」 ええ?考えてる事……駄々漏れした? フキゲンな哲っちゃんと赤くなるユキさん 「センセ~照れないで?お似合いって事だから」 うつむくユキさん 「私みたいなオバサンとそんな事言われたら、西條先生が可哀想よ?」 「え~!オバサンじゃないよ?ユキさん綺麗だし!パッと見たら哲っちゃんのがオッサンだよ!!?ねえ、センセ~?」 「…………………まあな」 ビミョーな顔した哲っちゃんと、必死な私を可笑しそうに笑うユキさん いつも、キリッとしてるけど笑うと可愛いんだ…… その様子を静かに見ていた哲っちゃんの目が、優しく色づいていた 「で? 倉田に渡して欲しい物って 何ですか?」 ハッとしたユキさんがオズオズと紙袋をだした 「光雄さんに渡して下さい……私が焼いたケーキです」 真っ赤になるユキさん……… ………………………………………………………………………      (チーン) 「ユキさん?あの~?わざわざ呼び出したのって……その…これだけ?」 すみませんっ!すみませんっ!て恐縮するユキさん 「直接みつお君に渡せばいいのに~」 不思議な顔の私と困った顔のユキさん
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