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「光雄さんがご両親のプレゼント受けとらなくなったのは、私のせいなんです
小さな光雄さんに嘘ついて傷つけてしまいました
ご両親の贈り物を受けとらない光雄さんに
私が、差し出がましい事は出来ません
ですから、美依さんからと渡して欲しいのです」
ええ~?困っていると哲っちゃんが
「難しく考えすぎじゃないの?」
紙袋をユキさんに渡して
「『おめでとう』っていってやんなよ?人の心は以外と単純だぜ」
キョトンとするユキさん
「神宮寺は、性格はかなり悪いけどアンタ育てたんだろ?喜ぶぜ?たぶん」
カアーと赤くなるユキさんの手に自分の手を重ねて
「一緒に行ってやるよ そのかわり……その後のユキさんの時間オレにくれよ?」
ひゅー ひゅー!……でも、みつお君は性格悪くないぞ~!
二人は席をたって出口に向かうけど……
「待って!?私、おいてかないでよ!!」
焦る私に哲っちゃんが
「なんだ?倉田 まだいたのか?」
くっそ~!ムカつくなあ~!
ユキさん…ホントにこんな男のどこがいいの~?
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