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お正月の神宮寺家は静かだった
ご両親は海外らしい
ユキさんはお休み
食事と身の回りの世話をしてくれる使用人さんが少しいるだけ
みつお君の部屋のリビングから、ゲスト用の部屋が繋がっていて、そこに私が居候している
静かな環境で勉強出来てかなりはかどった
―――――――――――――――――――――――――
クリスマスイブとみつお君の誕生会は
THEホームパーティー
飾り付けや盛り上げ係は亜依ちゃんとリョウ君
大きなクリスマスケーキはお母さん
お料理の盛り付けは私
お父さんは飲み物係(ほとんどお酒！)
クラッカーをバンバン鳴らしてメリークリスマスの後、リョウ君が電子ピアノで
『ハッピーバースデー』弾いてくれた！(上手くてビックリした！)
みつお君はずっとキョトンとした顔してた
私のプレゼントのブルーのクッションは今、みつお君の部屋のソフアに置いてある
｢みい～？俺風呂入ってくるね｣
勉強が落ち着き、みつお君は私の部屋から出ていった
みつお君の部屋のお風呂めちゃくちゃ豪華！
白い大理石で出来てるタイルに、おっきいジャグジー付きのお洒落な浴槽
いつでも入れるし贅沢～！
――――――――― 倉田家(私抜かした)&リョウ君の四人
みつお君母から貰った旅行チケットで
豪華五泊六日の国内温泉旅行へいった
私が、勉強に集中出来るようにクリスマス当日には神宮寺家からお迎えの車がきた
お父さんは、渋っていたけど みつお母とお母さんの説得で(意外…いつの間になか良くなったの？)冬休み一杯神宮寺家に来ることになった
―――――――今頃温泉かなあ？みんな……
私もお風呂入りたいなあ～！
私は、着替えを用意して別館の日本家屋の中にあるお風呂へ向かった
そこは、正に温泉で広い湯舟には大きな岩もごろごろあった
いつでも入っていいと言われていたので、ちょこちょこ利用していた
ふくを脱いで、
軽く身体をシャワーで流して
大きなお風呂へ入った！
｢極楽～極楽～！｣
――――――――――――――
｢ジジイか？……お前……｣
ーーーー大きな岩の向こうから、ハスキーボイスがした……………
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