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卒業式には、お父さんとお母さんがきてくれた
みつお君ちはユキさんと、何と!みつお母が来た!
みつお母は、うちのお母さんとフレンドリ~に話していた
本当にいつの間に仲良くなったの?
式が終わり、生徒達は各教室に戻る
哲っちゃんからの有難い『贈る言葉』を待ってたら、
「ミラクルってあんだなあ?倉田~!オレ正直駄目だと思ってたわ……『スズカゲ合格』ビックリした!なあ?」
クラスメート達の「俺達も落ちると思ってた」という賛同に私がビックリしたわ!
スズカゲ合格の一報は一昨日きたばかりだった
みつお君は少し早めに連絡あったから
駄目かと私もへこんでた
スズカゲから『合格』の電話を貰った時は正直記憶にない
私は、学校まで走り職員室でお茶を飲んでた哲っちゃんに飛びついて(軽く火傷させた)合格の一報があったこと告げた
哲っちゃんは一瞬驚いた目をしたけど
「そっか……倉田? おめでと」
って…頭を優しく撫でてくれた
職員室は大騒ぎになり、数学のコバヤシ先生なんかは青白い顔を人間味ある色にしていた
クラスメートにも連絡網が勝手に回り『おめでとう』の温かい電話がいくつもきた
「オマエ達……この先困難な事あったら『倉田がスズカゲ合格』した事思い出して
頑張れよ? しかしなあ~倉田が落ちたらこの学校の用務員で働けるようにと相談してたんだぞ?倉田は『永遠の美化委員』かと思ってたんだかな……」
ワハハハハハ~!って笑うクラスメートと哲っちゃんに殺意をかんじた
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