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その後はみんなで校舎を出て写真撮ったりとワイワイ過ごしていた
みつお君は、向こうで女の子達に囲まれて写真撮られてる
ーーーーってゆうかさ~ボタン一個もないじゃん!普通一つ位は残しておかない?
イジケテる私に
「みい~!」ってクロちゃんが声掛けてくれた
「みい、合格よかったな?学校離れるけど家近いしたまには遊ぼうぜ?」
お日様みたいな笑顔に見とれた
小学校の時からいつも一緒にいて、困った時はいつだって助けてくれた
「ありがとう……クロちゃんがいつも元気くれるから頑張れたんだよ?寄せ書き嬉しかった ずっと友達でいてね?」
泣き出す私に苦笑いのクロちゃん
「みい…あのさ春休みバイトしないか?オレと」
ーーうん…ん?バイト?
「俺ん家なんだけど、この時期忙しいから誰かいないかって言われてたんだ」
クロちゃん家は『老舗割烹料亭』
厳しそ~なお母さんなんだよね……
でも、面白そう
「親に聞いてみるね?電話する」
クロちゃんはニヤって笑うと『電話まってるな~!』と言って向こうにいってしまった
「おい、浮気か?」
みつお君が不機嫌そうに立っていた
「ええ?違うし!…………ってゆうか、みつお君だって女子に囲まれてデレデレしてたじゃん」
デレデレしてねえよって…頬っぺたぎゅっとされた
してた!!って…みつお君の頬っぺたをぎゅっとする
い………痛い……でも負けるもんか~!
お互いムキになってツネリあいをしてると
「オマエら、何やってんだあ?」
哲っちゃんにゲンコツされた
みつお君も頭をおさえながら
「みいが浮気するんです………」
してないから!
「まあな………倉田は自覚なしの『天性の小悪魔』だからな……
大変だな?神宮寺……」
ため息つく哲っちゃん
「センセ~?私浮気とかしないよ~?」
口を尖らす
「まあ、高校行ったら大人しくしてな?じゃねえと神宮寺にその内監禁されちまうぜ?」
頭を撫でてくれる哲っちゃん
言ってる意味は正直わからなかったけど、優しい温もりが本当に好きだった
「センセーお世話になりました
本当に、ありがとうございました………………………センセーがいてくれなかったらスズカゲ受験すらできなかった
センセー大好き!!!」
泣き出す私を抱き締めてくれた哲っちゃん
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