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「あら?」
おっとりと俺に視線を止める
「初めまして 同じクラスの
神宮寺 光雄です」
「初めまして イケメンさんね
ゆっくりしていってね」
クスクス笑いは
みいの それによく似ていた
「お母さん~なんかつくっていい?
みんな、適当に座っててね」
リビングと繋がっているダイニング
へと行きゴソゴソしているみい
その姿がよく見える位置のソファーに座る
『かわいいな』
初めて会ったときから
みいは特別だった
丸顔におかっぱ
黒目がちの大きな瞳
笑うとエクボのできる頬に
何度、キスしたいと思ったことか
でも まだだ…
幼い想いを告げ、キスすることは
いつだって出来る
俺が欲しいのは…
砂漠で飲む水の様な? 違うな
冬の朝の太陽の様な? ん~
カレーに付いてる
らっきょうの様な? 全然ちげーし
ま、いいや
ハラヘッタ~
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