王子様の課外授業1

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「あら?」 おっとりと俺に視線を止める 「初めまして 同じクラスの 神宮寺 光雄です」 「初めまして イケメンさんね ゆっくりしていってね」 クスクス笑いは みいの それによく似ていた 「お母さん~なんかつくっていい? みんな、適当に座っててね」 リビングと繋がっているダイニング へと行きゴソゴソしているみい その姿がよく見える位置のソファーに座る 『かわいいな』 初めて会ったときから みいは特別だった 丸顔におかっぱ 黒目がちの大きな瞳 笑うとエクボのできる頬に 何度、キスしたいと思ったことか でも まだだ… 幼い想いを告げ、キスすることは いつだって出来る 俺が欲しいのは… 砂漠で飲む水の様な? 違うな 冬の朝の太陽の様な? ん~ カレーに付いてる らっきょうの様な?  全然ちげーし ま、いいや ハラヘッタ~
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