シンデレラレッスン14

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春休みも後一週間 バイトも大分馴れてきたけど、まだまだクロちゃんには及ばない サッカー余り行けないみたいだし、何とかしてあげたいなあ 一番の原因は人手不足 バイトの子は入っても長続きしない クロちゃんは、座敷が落ち着くと 手が廻らない洗い物の食器を洗ってから 帰るらしい 私は、クロちゃんママにお願いして 7時まで伸ばして貰い、5時から二時間洗い物をさせてもらった ゴムのエプロンをして、要塞のような洗い物達を見上げた 「みい?洗い物大変だからいいよ」 クロちゃんが慌ててきた 「うん……二時間だけだけど やらせて?……」 困った顔のクロちゃん 「達弥~せっかくだから、みいちゃんにお願いしな?オマエが夜遅くなるのを 心配してくれてるんだぞ~?」 流しで魚を切ってる調理長のクロちゃんパパが援護してくれた 赤くなるクロちゃん 「じゃあ、悪いな…頼むよ」 任せておいて~? ――――――――――― だけど………二時間はあっという間 半分も終わらなかった ああ…… 洗っても、片付けてくれる人手がないし まだまだ座敷から食器が返ってくる やってもやっても最初の状態に見える くっそ~! 「みい、お疲れ様」 クロちゃんが氷水を持ってきてくれた 「ごめんね?ぜんぜん終わらなかった」 「そんな事ねえよ!助かったよ」 嬉しそうなクロちゃん うん…でもね?何とかしなきゃ…… 「みい?ほんと大丈夫!ってゆうかオマエって以外と根性あるんだな? 男でも、キツイぜ?見直したよ」 「達弥~『惚れ直した』じゃねえのか~?」 クロちゃんパパが野次ると 調理場の人達が どっと笑った クロちゃんは、赤くなってプンスカいってしまった もう、ないってそれは~! ―――しかし 何とかしなきゃ…人手不足
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