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明後日は『入学式』
春休みのバイトも今日迄で終わり
学校の様子も分からなかったから、取り合えず土日のバイトにしてもらった
帰ろうとするとクロちゃんママが
｢みいちゃん？ごめんなさい!『離れ』にご新規さんが入ったのよ……
御料理出しお手伝いしてくれない？｣
えっ？私？
『離れ』はこの料亭のVIP室
担当者は、女将さんかベテランさんがなる
クロちゃんも怪訝な顔している
女将、(クロちゃんママ)に連れられて離れの小さい調理場にいった
クロちゃんもついてきてくれた
揚げ物などは、板前さんがそこで揚げたりするので早くて熱々が提供できる
クロちゃんママとクロちゃん、私で料理を持ってお部屋にいく
｢失礼いたします｣
凄い豪華な和室
緊張して入っていくと
｢うぉっっ!｣
クロちゃんの声
ん～～？
座敷には三人
｢わあっ!!｣
哲っちゃん、ユキさん
超絶、不機嫌な顔したみつお君が座っていた
｢みつお君？お帰り…………｣
ボコッ…………
イギリス土産のビスケットの箱で頭を
(軽く？)叩かれた
｢ただいま～？みい…何やってんの？｣
爽やか笑顔が恐かった
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