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「お待たせ~」
みいと、みいの母さんが
大量の料理を運んできた
おにぎりに、ベーグルサンド
唐揚げにポテトサラダ
麦茶を入れたグラスを渡してくれ
みいが俺の隣に座る
「ごめんね…お料理っていっても
私作ったのおにぎりだけなの」
「いや 美味いよ ありがとう
突然なのにこんなにご馳走に
なっちゃって なんだか悪いなあ」
「あら、いいのよ~私にぎやかなの
大好きよ それに今日はリョウ君が
来るから大量に作っておいたし」
みい母さんが おっとり答える
『リョウ君?』誰だ?
「みい~、リヨウ君って?」
おにぎりに かぶり付いている
みいの髪を、そっと耳にかけてやる
クロちゃんとやらが何か言いたげに
ジーーと見ている
こいつ 一番お喋りそうだな
レディー達から見えない様に
牽制をかけてやる
『余計な事いったらコロス』
目力だけでつたわったのか
スッと目線を外す男子達
ふんっ
「リョウ君はお隣のお兄ちゃんだよ」
みいが天使の笑顔で答えてくれる
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