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翌日も、みつお君とはあまり話しができなかった
部活が本格的に始まったら朝練があるために、登校も一人でいった
ずっと一緒にいたから、かなり寂しい
それに……クラスでも、まだ溶け込めなかった
持ち上がりだからグループは出来ていたけど、話しかけてもスルーされてる気がするのは、気のせいでしょうか?
そんな感じで季節は5月になって
哲っちゃんとユキさんの結婚式になっていた
式場は、『割烹黒川』のブライダル場
新館の裏は洋風なお庭になっていて
素敵なチャペルもあった
近いから、歩いていった
週一でバイトは来てるけど、お客さんで来たのは初めて
後でクロちゃんとこ遊びにいこ~!
新館の玄関を入って受付をしたけど、一人だから緊張する~!
ユキさんの親族側の出席者になっていた
みつお君いないかなあ?キョロキョロしてたら、
「おい、なんでオマエいるの?」
ん~?振り向いたら西條優也君がいた
黒のスーツを着ている優也君は正に『極道』さんのようだ
「誰が、『極道』だってえ~?」
あら?また駄々漏れしてた?
焦る私にニヤリとする
「ってゆうか、オマエでかいな?」
でかい?
優也君の目線は私の胸をみていた
「ぎやあ!変態じゃん!」
慌てて隠す!去年みつお君に貰ったドレスを着たけど…胸が窮屈になっていた
身長伸びないのに胸だけ成長してるってキモイ~!背の高い人達には、この気持ちわからないよ~!
涙目でキッと睨む
「うぉっ…」優也君が怯んだ
「おい、倉田~!オレの弟誘惑すんなよ」
ん~?白のタキシード着たワイルド感ある哲っちゃんがたっていた
素敵だわ~?『馬子にも衣装』ね?
だけど、新郎がブラブラ歩きまわっていいの?ユキさんと一緒にいたほうが……………………………?弟…?
「ええ~?優也君って哲っちゃんの弟なの~~~~~?」
がはがは笑う優也君と
何故か機嫌悪~い哲っちゃんを見比べた
似てるかも…………………
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