シンデレラレッスン14

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「センセ~!遅くなりましたが、『本日はおめでとうございます』 ってゆうか、凉影に弟さんいるの教えてくれたらよかったのに~!」 哲っちゃんは『ありがとう』っていって チラッと優也君をみる 「まあ…可愛い弟が倉田の毒牙にかかったら大変だからなあ~?」 「毒牙ってなに?人を妖怪みたいに言わないでよ~!」 ポカポカと、逃げる哲っちゃんの背中を叩いた 哲っちゃんは笑いながら『後でなあ~!』といってしまった プウッてほっぺをふくらませてると 「オマエって…本当に考えてる事がわかりやすいな?面白れ~! ちなみに、アニキも凉影だったんだぜ?」 ニヤっと笑う優也君 ええ~?哲っちゃんがあ~!? 「凉影いた時、長距離日本一になってさ 顔も良かったから有名人だったんだぜ? 女がよってくるから相当遊んでたらしいけど… 大学の時足怪我してからは、落ち着いたって母ちゃんが言ってた 今は、ユキさん一筋みたいだけどさ」 哲っちゃんって見かけによらず、『文武両道の女たらし』だったのね? キョロキョロする ロビーには招待客でいっぱいになってた あ、『ちょい(?)悪オッサン』が沢山 哲っちゃんの友達かなあ~? みつお君こないなあ~? 「オマエ、新婦側の出席者だろ?誰か待ってるのか?もうすぐ式始まるけど… 先にいってんじゃねえか」 優也君に言われて、そうかもっておもって、式場のチャペルへといった みつお君いないなあ 式場に入ったら、一番前に案内された 優也君は反対側の親族席 ユキさん側には、私しかいなかった 『みつお君?』どうしちゃったの? ハラハラしていると、音楽が静かに鳴り出して祭壇に哲っちゃんが現れた
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