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二人で何やら話し出す
アレ?二人は知り合いなのかなあ?
同じ学校だけど接点なさそうじゃない?
『王子』みつお君と
金髪の『魔王』?優也君
対照的なんだよね~!
ぶぶっ……
肩を揺すって笑い出す『魔王』優也
「神宮寺~…この生き物なんだ?
思考回路丸見え過ぎねえ?」
苦笑いするみつお君
「………俺の『彼女』」
「……はっ?彼女………?」
笑いをぴったり止めた優也君
私をジーーーーーーと見つめる優也君
「マジか?」
「マジです………」
「ふーん、神宮寺変わった趣味だな?」
はあ?変わった趣味って何よ~!
プンスカしてたら
「神宮寺~?オレ達気があうかもなあ
まっ、仲良くやろうぜ?」
ピクッと頬をひきつらせて
「手だすなよ?」
怖い顔のみつお君
ニヤリと笑う優也君
「オレからは出さねえよ~?じゃな」
自分の席にかえっていった
何なんだ?一体……
「アイツ、陸上部なんだよ
『西條優也』は陸上の長距離で去年全国で優勝したヤツ」
去年はみつお君は全国大会辞退した
私の受験勉強の為に
もしかしたら、優勝してたのはみつお君かもしれなかったのにね
しゅんとしてたら
「みい?俺は負けねぇよ」
ニッと笑い頭をグリグリと撫でるみつお君
……だから、髪ぐちゃぐちゃになっちゃうよ~!
もお~!
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