シンデレラレッスン3

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梅雨も明け蝉の声もチラチラ 聞こえ出した みつお君は夏の陸上大会が 近いため 最近はさらに遅くまで練習を している 「はあ~ つまんないの」 期末も終わり夏休みを待つだけ リビングのソファーに 寝そべってゴロゴロしている 「つまんないよ~」 「うるさいわね、みつお君と どこかに遊びにいったら?」 おっとりしているお母さんが イライラし始めてしまった 「だって~みつお君部活で 忙しくて遊べないんだもん」 「そういえば最近遊びに きてないわねえ」 そうなのダ みつお君はよく 遊びに来てくれる様になった 亜依ちゃんやリョウ君とも 仲良くなり四人で出掛ける事 もある が、 最近は下校もひとりぼっちだ 「はあ~」 「もう しょうがないわね じゃあ、来週お母さん 名古屋のお父さんの所に 行ってくるからみつお君を お泊まりによんだらどう?」 「お泊まり?」 「そう 一泊位は時間とれる んじゃない? そうだ!リョウ君も呼んで 四人で楽しくやったら? 枕投げよくしてたわね~ あんた達… 女の子だけだから  男の子いたほうが安心して お母さんも行けるし」 「ん~、忙しいから来てくれるかなあ~」
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