王子様の課外授業2

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時刻はPM7時を少しまわった所 リョウ君が買ってきてくれた 花火をしに近所の公園へときた 「キレ~ね~」 と  はしゃぐみいは見る専門 「やらないの?」 打ち上げ花火をバンバンあげる リョウ君が 「みいは 恐がりだから 線香花火しかできないんだよな~」 「だって、小さい頃 亜依ちゃんとリョウ君が花火振り まわしてたら火傷しちゃって… それから恐くなったんだモン」 いじけるみい 「や~ね~、 少しあたっただけでショ!」 亜依さんがリョウ君の打ち上げ 花火を手伝いながら言う ぷうっと膨れるみい 「じゃあさ 一緒にしよ?」 手持ち花火を みいに持たせると その手を握り一緒に火をつける 一瞬ビクッとし、空いてる手で 俺の腕を掴むが 静かな光りの輪を嬉しそうに見始める 「次は 一人でやってみな?」 花火を一本渡してやる おどおどし 俺と火を交互に見るが 決心し 火をつける シュワッとオレンジの花を咲かせた 「どうしよ~ めちゃめちゃ嬉しいー ありがとーみつお君」 えくぼがでる笑顔を見せる この世のどんな花火より 美しいって思った
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