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お泊まり会の夜は静かだった
和室に敷かれた4枚の布団
８畳なのでぎゅうぎゅう詰め
壁側にみつお君が寝て、その隣に私
亜依ちゃん、リョウ君と並んでいる
『チェッ…つまんない』
もう少し、ゲームしたり枕投げとか
して起きてたかったのにな
もう少しで午前0時
みつお君はお風呂に入ったら
(一人で)
とっとと寝てしまった
壁側に向かって寝てるから
寝顔も見れないし(つまんない)
いーや…私も寝よ
目を閉じる
ゴソ ゴソゴソ…
『…………ん』
ーーー？
ゴソゴソ…
『…………アっ』
ーーー亜依ちゃん？
どうしたんだろ 寝たら絶対
起きないのに
息使いも少し荒いみたい
お腹でも痛くなったのかなあ！?
亜依ちゃん、大丈夫？と
起き上がろうとすると
後ろから口を塞がれ
みつお君のお布団に引きずり
こまれた
起きてたの？ってか亜依ちゃん
後ろから抱きしめられ
動けないが何とか伝える
ーー亜依ちゃんが…
みつお君は 大きな溜め息をつくと
｢おいっ、リョウ君!｣
ーーーリョウ君？
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