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ゴソゴソ…
亜依ちゃんのお布団から
スススと頭がでてきた
ギョギョっ お化け…?
キ‐キ‐キ と振り向く顔は
『てへぺろ～』って
イタズラな顔したリョウ君
亜依ちゃんは相変わらず爆睡
リョウ君、亜依ちゃんに
なんかイタズラでもしてた
のかなあ…?
大人しく隣に戻っていった
｢…眠れない?｣
みつお君が後ろから
髪を撫でてくれる
｢うん…｣
｢じゃあ 少しお話しようか…
…これは、ある人から聞いた話し
なんだけど
知りあいから 大切にしていた
という人形を譲られたらしい…｣
ーー?この流れってアレだよね
｢…夜中になると誰も居ない部屋
からカタカタと音がするように…｣
ーーー!!!!
｢みみみみつおくんっ?｣
私、恐がりなんだってば！
無理!無理!
｢…ある日棚に置いていたはずの
人形が枕元にあった…｣
ーー嫌!…嫌だけど
先が気になりはじめてしまった
途中で リョウ君がトイレに
起きた時は ビクッとなったが
最後まで聞いてしまった 嗚呼…
トイレに行きたくなったけど
我慢して寝た
ーーーそれは午前３時に起こった…
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