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リョウ君が忙しい私達のかわりに
インターフォンを確認してくれた
「うぉっっ!」
ん?インターフォンのカメラに
写ってたのは
体育教師、哲っちゃんだった
『ちっ』と舌打ちをして
みつお君がノロノロと玄関に向かう
その後ろを私と 何故かリョウ君も
ついてきた
「よ~う!神宮寺~
お前の家の法事は倉田ん家で
やってんのかあ~?
さっき ユキさんにばったり会ってなあ…
テメー、俺様の練習をサボルとは
いい度胸してるな~?」
法事? ユキさん?
「うっせーな!一日位サボらせて
やれよ」
リョウ君が援護する
「バーカ、今日で2日目だ
相変わらず派手だなあ?陵太
その髪は若白髪か?大変だなあ~」
「うっせ 元生徒の若白髪心配
する暇あったら、自分の嫁さん
の心配してろやっ 彼女出来たのか?」
「何だと?ゴラアっ」
違う方向にいってる二人の間に入る
みつお君
「ハイハイ!ストップ
練習行きますよ~?支度する
から先生、先いってて下さい」
そしてみつお君は
お父さんと私達にお礼をいうと
帰っていった
リョウ君は『亜依は置いてけ~』と
いってたが本人にも却下され
ショボくれて帰っていった
そして私は
大好きなお父さんと名古屋へと
旅立ったのだった
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