王子様の課外授業3

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父親といっても、一緒に暮らした事は ない  本社のイギリスに大半は行ってるので 会話もまともにない ま…最近まで子供だって認められて かなったし 適当に手だして、出来たのが『俺』 派手好きの母親が ぎゃーぎゃー いって跡継ぎにと主張し DNA鑑定やらなんたらし 亡き先妻の後釜におさまったのが 半年前  現在は『御家騒動』の真っ最中 だった ったく! いい迷惑だっつーの!! 世間にも、駄々もれしている 好奇の目を避けるため 俺は 今までの中学を転校させられた 『神宮寺家』地元なら 近すぎて言いたくても言えない だろうと勝手に! せめてもの抵抗で 俺が陸上を始めたきっかけとなる 長距離ランナー『西條 哲也』 がいる公立中学にささてもらったが それも 家中では 波風をたてていた 本当にめんどくさい ポーンって… 俺の頭に大きくて温かい手がのった みいの父さんの手 優しい瞳 「腹へったろ?朝飯用意してくる」 キッチンへ行くみい父さん 『ハラヘッタダロ…』 …………うん、すげーハラヘッタ ずっと前からへってた… 『心の中が…』
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