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―――ティラララ~ティラララ~
ティラララ~ティ…
ーーオルゴール…?
『はい…そうですか…
わかりました…いえ大丈夫です』
ーーみつお君?
目を開けると 柔らかな照明の下
電話をしている彼がいた
柔らかなソファーに横たわり
身体の上に肌触りのよい
肌掛けがほんわりのっている
ーーん~?
キョロキョロし 金の装飾の
レトロな時計を見る
―――七時六分
ええ?
ガバッと跳ね起きる
「ごめん!寝ちゃってた?帰るね!」
どんだけ爆睡してたんだ!私
「大丈夫だよ?泊まってけば?」
頭を優しく撫でてくれる
「だ、大丈夫!」
――――『残念』
「送るから…待ってて」
といって みつお君は
携帯を少し大きくした様
な電話でどこかにかける
「友達送るので………はっ?」
みるみる顔が険しくなる
ーーどうしたの?
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