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一瞬食卓が静かになった
「…あの みつお君は優しくて
同じ委員会をしてますが
とても頼りになります!
陸上部でもエースだし…あっ!
全国大会出場おめでとうございます!」
メガネのみつお君お兄さんが
冷たく笑う
「光雄君?キミ何やってるの?
そんな事しに『神宮寺』来たんじゃ
ないんでしょ?働きなさいよ~?」
他のお兄さん達も一緒に
クツクツ笑っている
ーーーーえ?
「キミの部屋、『神宮寺家当主』の
部屋なんだからヤル事やって
もらわないと~」
厭らしく笑っているお兄さん達に
爽やか笑顔のみつお君
「ああ、大丈夫ですよ?
中学生活楽しく送りながら、
うちの能無し社員がつくった
赤字経営の会社『一社』
建て直しました
簡単でしたよ~?」
それってお兄さんの会社?…
ギラギラと睨み付ける
お兄さん達にみつお君は
涼しい顔している
「倉田さん?公立中学校って
どんなご様子?
私達、私立でしたので…
教えて下さる?」
アラアラさんが聞いてきた
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