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「お仕置き みいにもしないと」
ーーー!?イッタイ何の?
相変わらず唇がくっついてる
ーーい息が出来ない!
プハッと酸素を求めて口を開けると
みつお君の唇が強く押しつけ
られてきた!
「ん~~っ」
息が出来ないって~~~!
頭が白くなり初めた頃
ゆっくり唇がはなされた
ーーゼーゼーと息を整える
「みい…?可哀想だけど」
私の頬を優しく撫でる
「もう、逃げられねーよ?」
ぎゅっと抱きしめられた私には
今の行為が『ファーストキス』
だった ということに気がつくのは
もう少し後のことだった
ただ この時初めてみる
みつお君の肉食動物の様な目に
怯えていた
「違うか…『逃がさない』…か」
そういって 珍しく肩を揺すって
笑うみつお君に戸惑うばかりだった
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