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みつお君のいない学校の帰り道は長く感じた
ぽんぽんと肩を叩かれた
「みい?珍しくね?この時間にいるの」
人懐っこい眼で顔を覗きこまれる
「クロちゃんこそ珍しくない?
サッカークラブおやすみ?」
クロちゃんは学校の部活は
入ってないけど
民間のサッカーチームに入っていた
「おぅ!休み~
なあ暇だったら遊ばねーか?」
「うん!暇だよ!クロちゃん
ありがとうー」
クロちゃんの腕に抱きつく
小学校以来の大事な友達
クロちゃんはバッと顔を
背けるが耳が赤かった
「どうしたの?」
「みい~胸デカっ」
「変態じゃん!クロちゃんのバカ~」
私が攻撃しクロちゃんが防御を
繰り返し久しぶりに楽しかった
それから二人で
カラオケにいってバイバイした
家に帰りご飯を食べて…
だけど…気がつくと
みつお君の顔がちらつく
リオちゃんと仲良くなったかな
好きな子ってどんな子?
おふろから出て二階に行くと
亜依ちゃんの部屋から
リョウ君の声が聞こえた
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