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家は静かだった
まだ亜依ちゃんも帰ってない
お母さんはもう出掛けたのかなあ
押し黙るみつお君に気まずい
「あ………お茶入れるね?「「いらない」」
シーーーーーーーン
じ、じゃあご飯作ろうかなあ…
キッチンへ行くとラップをした
料理の上に
『チンして食べてね』と主婦力の高い
母からの手紙がのってた
カウンターから手紙を
覗きこむみつお君……
「部屋、いこ」
みつお君に連れられ自分の
部屋へとノロノロ歩いていく
――――パタンとドアが閉まる
唇に温かいものが触れた…
「避けんじゃね~よ」
そういって私の唇を静かに放す
みつお君の切なそうな顔を
身動き出来ずに見上げた…
「だって……っん」
もう一度唇が重なった
何度も何度も重なってくる
苦しくてみつお君の胸を押すが
びくともしない
みつお君の手が私の背中を
あやすように撫でながらブラの
ホックを外す
片方の手は腰をゆるやかに
下降してスカートの中に入ってきた
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