シンデレラレッスン8

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―――あったかい…………   氷りついた身体にじわじわと   血が巡っていく…… ゆっくりと目を開けると気だるさはあったが、お腹に痛みはなかった ホッと息をつく ん?ここは………保健室? 「……気がついた?」 え…? みつお君…? ベッドに座る彼に背後から抱えられ 毛布が二人を包むようにかけられてた 「あ…れ?」 そこから離れようとするけど 許されなかった 抱きしめられる腕に力が入る 「いいよ まだこのままで… 身体冷えてたからもう少し あったまりな?」 「ありがとう………」 その温もりが気持ちよくて目が閉じる 「みい、生理痛でしょ 保健室鍵開けてもらったんだ 痛み止め飲ませたからね?」 カアッと赤くなる 何故 バレてる?…… 「そそそそっかっ……?あれ? 薬飲んだ記憶ない…?」 くすって笑うみつお君を振り向くと トントンって唇を指で叩いている 「飲ませたよ?口移しで」 ええ~~~! 赤くなる……それって…… 「ん?みいにしては反応イイね」 ニヤリと笑うみつお君 「ど、どうゆー意味? ってゆうか、みつお君、友達には…その こうゆー事しちゃいけないんだよ?」 「へ~~?『こうゆう』って?」 ぐっ……!ニヤニヤするみつお君 わざとだっ
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