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「あれから・・・。」
「あれから何?」
「あれから何億年後?」
「いや何その単位!?学者でもない人間が振り返る単位じゃないでしょ!」
「恐竜が絶滅してからの話。」
「学者じゃないんだから恐竜が絶滅してから今年が何年後って気にして生きる意味ある!?花屋が恐竜を気にして生きるメリットある!?そんな事気にしてる暇があるなら、仕入れに行って銀行にでも行ってきなよ!また税理士の先生から催促の電話来るよ?」
「俺は、学者じゃない。花屋だ。通帳のコピーを何度も税理士の先生から催促されてる花屋の店主だ。」
「だらしない花屋の店主ね!」
「だらしない花屋の店主だ。」
「そう!」
「歴史は繰り返すって言うだろ?」
「何の話!?繰り返すって言うから何なの?」
「俺、見たんだよ!」
「だらしない花屋の店主が何を見たのよ!」
「だらしない花屋の店主が恐竜を見たんだよ!歴史は繰り返すって言うだろ?」
「繰り返し方が突拍子もない!?どこで見たのよ!」
「昨日の夜、駅前で見た。」
「見るかよ!さっさと行けよ!」
その日、地球は再び恐竜に支配された。それから10億年後・・・
「学者でもない人間が振り返る単位じゃないでしょ!」
「恐竜が絶滅してからの話だよ!」
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