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俺達は教室に向かった。
教室に着いてみると、やはり誰も来ていない。
葉瑠「だ~れもいねぇ」
三矢「だから言ったじゃん」
刃「とりあえずトイレ」
庵「俺も行くしや~」
刃「え~」
庵「なに、その不満な顔は?」
刃「ふんっ!」
庵「今見た?コイツの態度。鼻で笑ったしや」
葉瑠「え?普通だろ?な?」
三矢「当たり前~」
庵「なにや皆して!俺マジキレッかんね!」
葉瑠「やべぇ。平井さんがキレるって言ってる!謝っか?」
刃「いいじゃん別に」
三矢「怖くないし」
葉瑠「んだな。トイレ行こう」
三矢「ん」
刃「あ~寝みぃ」
庵「・・・。はぁ~」
お馴染の息攻撃。
葉瑠・三矢・刃「臭ッ!!!」
庵「ッハッハ(笑)」
それから30分。
ほとんどの人が集まって来た。
葉瑠「大分集まって来たな」
刃「んだな」
三矢「担任誰や?」
庵「去年と同じじゃない?」
葉瑠「速水T?」
刃「誰に聞いたんだよお前?」
庵「勘ですけど、なにか?」
刃「頭おかしい」
庵「またそれかよ!」
そこに一人の男が登場。
鉄也「うぃ~っす」
高石鉄也(たかいし てつや)。通称『鉄』
結構な問題児で、ちょい不良。
遅刻ギリギリ登校も、毎度お馴染のことだ。
庵「鉄ギリギリじゃん!」
鉄也「いやいや、昨日寝たの5時でさぁ~。起きたの6時。あ、5時つったら今日か」
三矢「5時とか!」
刃「遅ッ!」
葉瑠「1時間しか寝てねぇじゃんかよ!」
鉄也「んだから!眠くて眠くて大変なんだって!」
三矢「んな遅くまで起きて何してんだよ?」
鉄也「え?そりゃ~」
鉄は小指を立てる。
鉄也「これとのメールよ~」
庵「あら、羨ましいこと」
鉄也「もう止まんなくてさ~」
刃「鉄、それで何人目や?」
鉄也「いや、ちょ、そいつぁ言えねぇなぁ(笑)」
葉瑠「つか、お前も同じクラスだっけか?」
鉄也「うわっ!葉瑠酷い!」
刃「同じじゃなかったら来ないだろう?」
葉瑠「あ、そっか」
鉄也「グスン、グスン・・・」
庵「あらら、泣いちゃったよ」
鉄也「葉瑠にイジメられた~」
葉瑠「イジメてねぇし!」
刃「葉瑠、謝れ~」
葉瑠「何でや!」
鉄也「うわぁ~」
三矢「オイ、神村~」
葉瑠「やだしや!お前もいいかげん嘘泣き止めろ!」
鉄也「ばれちゃ~しょうがねぇなぁ~」
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