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庵に文句を言いつつも、俺達はコンビニに向かった。
葉瑠「刃は何買うんだ?」
刃「ま、行ってからだな」
葉瑠「糞アゴは?」
庵「んだてめぇ!ちょっと調子にのってんじゃないのぉ?」
葉瑠「お前に聞いた俺が馬鹿だったよ。とりあえず消えてな!」
庵「はぁ~」
再び庵の息攻撃。
葉瑠「・・・」
庵「あ、あれ?」
葉瑠「あのさ、そんな攻撃が効くと思ってるワケ?」
庵「何やその反応!」
葉瑠「刃、行こうぜ」
刃「おう」
庵「あれ、随分いきなり冷めたなぁ~」
葉瑠「誰のせいだと思ってんだよてめぇ?」
庵「俺じゃねぇべぇ~」
刃「話しになんねぇな」
庵「おめぇら、マジ調子のんなよコラァ!」
葉瑠「待って刃、恐い?」
刃「全ッ然恐くない」
葉瑠「俺も~」
刃「っていうか~」
葉瑠・刃「く・さ・い~」
庵「ハッハ(笑)結局それかよ!」
葉瑠「だってさ、臭いんだから仕方ないっしょ」
刃「お、コンビニ着いたぜ」
くだらない話しをしているうちに、いつの間にかコンビニに着いていた。
庵「あれ?あそこにいんの山岡じゃね?」
庵が指差した先には、本を立ち読みする友達の姿があった。
刃「お、カステラじゃん」
俺達はコンビニに入り、そいつに話し掛けた。
葉瑠「よぉカステラ」
山岡「お、葉瑠。何してんの?」
葉瑠「刃の家に行っててさ、腹が減ったからコンビニ来たのよ~」
こいつの名前は山岡すてら(やまおか すてら)。
通称カステラ。
クラスは別だが、俺の友達だ。
刃「うぃ~っすカステラ」
山岡「お、刃。それと庵」
庵「うぃっす!」
葉瑠「あれあれ?何を立ち読みしてるんですかぁ~?」
刃「ひょっとして18禁・・・」
山岡「んなわけねぇだろ」
葉瑠「カステラ怒んなぁ」
山岡「怒ってないから」
葉瑠「マジで?」
山岡「マジマジ」
葉瑠「良かった~」
山岡「普通こんぐれぇじゃ怒んないだろ」
葉瑠「そういや、俺金無いんだった。カステラ~、カステラおごって~」
山岡「何で俺がおごんなきゃなんないんだよ。ていうか、コンビニにカステラあんのかよ?」
葉瑠「知らね」
山岡「知らないのかよ!」
葉瑠「カステラ怒んなぁ」
山岡「だから、怒ってないから」
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