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「ホラ。お茶。」
「……。」
妻は乱暴にお茶を置いた。
飛び跳ねたお茶は僕の服にかかった。
チラッと妻を見た。
"何よ?"と言われたが、僕は何も言い返せず目を逸らした。
そして、再び妻にバレないようにチラッと見た。
結婚してから妻は、醜い身体へと変化した。
オマケに優しい口調から乱暴な口調に変わった。
やはり、僕の人生は負け犬だ。
"ハァ…"とため息を漏らし…。
「コレって、結婚サギだよなぁ…。」
妻に聞こえないように、ポツリと呟いた。
―END―
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