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『もう心配して損した』
『ごめん』
すぐに謝ってみたけど、キミの機嫌はなおりそうにない。僕は強引にキミを引き寄せてぎゅっと抱き締めた。
「必ず守るから…」
そんな誓いを心の中で唱えながら抱き締める手に力を込めた。
『え?リョウタ?』
驚きの声をあげるキミ。
でもかまわずに言った。
『そばにいて、キミじゃなきゃダメなんだ。一緒に二人の夢を叶えたい』
『リョ、リョウタ』
言葉を失うキミが可愛くてまた笑ってしまう。
キミと出会えたのは偶然じゃなく必然だ。こんなにたくさんの人の中でキミと出会えたのは奇跡としか言えないよ。
だから信じて…
会えない時もずっと僕はキミのことを想ってる。
いつも、ずっとね。
キミの笑顔のために僕の毎日を捧げるよ。この気持ちを胸に抱いて、キミを想い続けるから…
「愛してるよ…」
この想いがどうか、幸せという名の風に乗ってキミに届きますように… 完
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