突然の父の死

2/9
前へ
/138ページ
次へ
小学6年の頃、ある日突然、父が謎の死を遂げる。 その日は運動会であった。 朝6時頃、突然、母の狂ったような叫び声で目が覚めた。 少しすると、 「ナミ!起きなさい!!パパが倒れた!!」 「え!?本当っっ??」 あの荒っぽい気性の父である。 仕事も肉体労働であったため、毎日、よく食べるし、酒も飲むし、前日まで健康そのものだったので、にわかには信じられなかった。 半信半疑で居間に行くと、本当に父は倒れていた。叩いて呼んでも意識がない。 まもなく救急隊員が到着すると、その場ですぐに心臓マッサージが始まった。 しかし、父は蘇生する事のないまま、病院でその後、死亡が確認される。
/138ページ

最初のコメントを投稿しよう!

9人が本棚に入れています
本棚に追加