突然の父の死

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おかげで、どんな時もあなたの顔色を伺いながら生きていました…。 一体、私はあなたにとって、どういう存在だったんですか? 永遠に聞く事は出来なくなってしまった。 私は小さい頃から友達が出来ると、すぐに同じ質問をした。 「ねぇ、お父さんってどんな人?優しい?」 優しいと聞けば、羨ましくなり、怖い人と聞けば、とても興味が湧き、どんな怖いことをする人なのか聞いてばかりいた。 そして、この暗黒の子ども時代のトラウマが私の恋愛観に大きく影響することになる。 本気で好きになれるのは私のすべてを受け入れてくれる歳上の男性だけになったのだ。
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