はじめに

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人の人生とはかくも不思議なものだと思う。人それぞれ様々な物語がある。 私も物心ついた瞬間から試練の連続だった気がする。育った家庭は決して心の落ち着く場所とは言えなかった。 そんな私が夢見たのは幸せな結婚、要するに自分にとって安心の出来る居場所を早急に作ることこそ人生の目標だった。 学歴だとか、どんな仕事に就くだとか、そんなことははっきり言ってどうでもいいことになっていた。 そんな崇高な理想を持てるほど冷静に生きれる環境ではなかった。 ノンフィクションを書きたいと思ったのは自分という人間が生まれてきたことに意味があるのか悩んだ結果、一度自分の人生をキチンと振り返ってみたくなったのです。 あとは、メディアに取り上げていただく機会もあったり、意外と私の人生って珍しい方なのかなぁ…と考えたり、という事もありました。 拙い文章ですが一人でも多くの方に読んで頂ければとても光栄に思います。
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