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張角は妖術に長け、人に幻を見せたり死人を蘇生させたという。
事の真偽はともかく張角は政の乱れを民衆に説き信者を増やしていった。
やがて信者達は黄色の頭巾を被り黄巾党を名乗り各地で勢力を増し漢王朝に対し反抗を開始する、世に言う黄巾の乱である。
ここまでは順調な革命だった。
しかし張角には数十万の黄巾党の信者を制して戦や政を成す才覚には恵まれなかった。
彼にあったのは怪しげな術を見せる事と信者の心を掴む話術のみであり、信仰の為には死の事すらいとわない精強な黄巾兵を擁しながら漢王朝を滅ぼす事はできなかった。
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