序章

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袁紹の進言は単純明快で漢の全土に散らばる有能な軍人や諸候を集結させ宦官を一人残らずに皇帝の名の元に忠殺するというものだ。 臆病だが虚栄心に溢れる何進は即座に袁紹の進言を入れて諸公に収集をかけた、本来宦官は始皇帝の昔から存在する物だ、彼等を裁くには有能な裁判官が一人居れば良く全国の諸候の招集なんて狂気の沙汰であり。 それに気付かずに諸公の招集を献策した袁紹の器も知れた物だ。 しかもこれがまさに人類史始まって以来の大悪人董卓(とうたく)を洛陽(当時の中国の都)に引き寄せる最悪の結果となったのだ。
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