849人が本棚に入れています
本棚に追加
── 生徒会 ──
学校に朝、実と登校していると
〔キャアアアアアアアアアアアア!!!!!!!〕
余りにもうるさくて顔を歪めた。
なんだ、高校生男子がキャーって…
見ると何人かの生徒を見て周りの生徒が騒いでいる。
「あ…遥様だ!」
実は少し頬を紅潮させていた。
見れば一人を先頭にして騒ぎの中心の生徒達は歩いていた。
あれは…生徒会か…
双子はいない、チッ…ここも非王道かよ…
しかし、人数が少ない気が…あ、多分二年生だけで登校してんのか…。
すると、ボッーとしている俺の腕を実は強く引っ張った。
「夏梅!一番前が生徒会長の瀧本 煌(たきもと こう)先輩、二番目が副生徒会長をしていらっしゃる我らが女神の戸笠 遥様!!三番目が会計の松谷 風斗(まつだに ふうと)先輩だよ!」
何か紹介の仕方に差別を感じたけどいいや…。
改めて生徒会メンバーを見ると顔面偏差値の高さたるや…。
松谷先輩は浅黒で黒髪少しヤンチャな雰囲気のスポーツマンという感じだ。
なんか、キャップ被ってもらって「せやな工藤」って言ってたら完全に…
まあ、いいや…
遥様は、女神と言われるだけあってイケメンというより美人だ。
白い肌に長い髪。
でも、真顔で冷たい印象を受ける。腹黒そうだ。
そこは、なんか王道っぽくて安心した。
しかし、俺が一番驚いたのは…
最初のコメントを投稿しよう!