── 生徒会 ──

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── 生徒会 ──

学校に朝、実と登校していると 〔キャアアアアアアアアアアアア!!!!!!!〕 余りにもうるさくて顔を歪めた。 なんだ、高校生男子がキャーって… 見ると何人かの生徒を見て周りの生徒が騒いでいる。 「あ…遥様だ!」 実は少し頬を紅潮させていた。 見れば一人を先頭にして騒ぎの中心の生徒達は歩いていた。 あれは…生徒会か… 双子はいない、チッ…ここも非王道かよ… しかし、人数が少ない気が…あ、多分二年生だけで登校してんのか…。 すると、ボッーとしている俺の腕を実は強く引っ張った。 「夏梅!一番前が生徒会長の瀧本 煌(たきもと こう)先輩、二番目が副生徒会長をしていらっしゃる我らが女神の戸笠 遥様!!三番目が会計の松谷 風斗(まつだに ふうと)先輩だよ!」 何か紹介の仕方に差別を感じたけどいいや…。 改めて生徒会メンバーを見ると顔面偏差値の高さたるや…。 松谷先輩は浅黒で黒髪少しヤンチャな雰囲気のスポーツマンという感じだ。 なんか、キャップ被ってもらって「せやな工藤」って言ってたら完全に… まあ、いいや… 遥様は、女神と言われるだけあってイケメンというより美人だ。 白い肌に長い髪。 でも、真顔で冷たい印象を受ける。腹黒そうだ。 そこは、なんか王道っぽくて安心した。 しかし、俺が一番驚いたのは…
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