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食堂に向かって実と歩いていると三森があたふたしていた。
実は話に夢中で気付いてないみたいだった。
クラスメイトなので無視する訳にいかず仕方なく俺が話しかけることにした。
「どーした?転校生」
三森は俺達の方へ嬉しそうに駆けてきた。
可愛いな…くそう…
「一人じゃ、食べにくくて…良かったら一緒に食べない?」
実に聞いてみると構わないみたいだったから今日は三人で食べることにした。
三森に学園について色々説明していると、食堂が生徒達の声で埋まった。
〔キャアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!!!〕
「遥様だっ!!」
実はガタッと腰を上げて声の集中する方を見た。
生徒会…初めて全員揃っているところを見た。
しかし、二人のどっちが庶務か書記なのかが分からない…。
そんなことより
不味いんじゃないかこれ…
副生徒会長の遥様がこっちに向かって歩いてきてるんですけど…
恐らく三森に用があるはず…
王道ならば、三森と遥様は朝…
この先のことを阻止せねばっ!
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