── 転校生 ──

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俺は思いきって聞いてみた。 「副生徒会長と朝、何かあった?」 三森は顔を赤くした。 手は口を押さえている。 すると、遥様が突然三森に抱きついてきた。 「雪っ!会いたかったですっ!!」 三森に輝くような笑顔を向けている。 遥様が笑ってる!? すると、ぴしっとなにかが割れる音がした。 俺は音がした方に向く。 そこには実が立っていた。 表情のない顔でじっと三森を見つめている。瞬き一つせずに。 こ、怖い!怖いです! 実さん、落ち着いてください!! 暫くすると生徒会メンバーも三森の周りに集まってきた。 ま、まさかこの流れは… ハハハハハハハ…
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