なに?

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…コンビニ… お弁当温めてますか? 200円のお釣りです ありがとうごさいました。……… 花田くん!体調悪いんじゃないか?今日はもうあがっていいぞ? なに言ってるんですか店長!さっき入ったばかりじゃないですか!平気ですよ 明日は休日だから明日休まれると困るから今日はもうあがって、体を休めて起きなさい。 わかりました。お先失礼します!お疲れ様でした! 俺は花田トモキ22才。フリータだ。先週コンビニのバイトを始めたばかりだ。 顔色が悪いのはバイトのせいでも、生活がおろそかなせいでもない。 毎晩見る不可解な夢のせいだ。 俺は最近毎晩似た様な夢を見る。 夜、下からネオンが輝いた高い場所で自分と誰かが会話をしている姿だ。 相手がだれかも、そこが何処なのかもわからない。顔も場所も見覚えがないからだ。 そして、俺はその場所から自分で飛び下りる。夢はここで終わり。 これを毎晩みているからあまり気持ちのいいものでもない。 家についた。 先月越してきたばかりのボロいアパート 駅は遠いいがコンビニは近い。 家賃も安くて今の俺には申し分無いくらいの新居だ。 ただいま! 誰も居ないのに言ってみたりもする。 なんとなく、家は居心地がわるい…見張られているような気配がするからだ。 早速夜食として買ってきたオニギリを食べようとしたとき。 いきなり揺れた! !?地震だ! かなりでかいぞ! 俺は慌てた…が、揺れは直ぐに収まった。 とりあえず、部屋無事みたいだ。 食欲も収まりシャワーを浴びて寝ることにした… 次の日 また同じ夢をみた。 起きてコンビニへ行く。 不思議な事が起きた。 昨日の地震の事を誰も知らないと言っていた。 あれ程大きい地震なんだから気付かない訳がないと思ったが胸にしまった。 バイト終わった… コンビニがこんなに過酷な物だと初めて知ったかのような一日だった… 帰宅… 家の前に一人の女性が立っていた… どなたですか? あ、君… と言いかけ濁した。 俺は不思議に思いながらも、また聞いた。 うちに何かようですか? あ、大家さんから言われて昨日地震があったから、ヒビワレや水周りを確認して欲しいと言われたので…お宅の中を拝見しても? 俺はちゅうちょしたが、断る理由も見付からなかったのでとりあえず家に入れた。
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