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首都には魔力に反応する装置があって街を守ってるから、首都に近付いてはいけないと幼い頃に両親に言われて育った。
つまり俺が一緒に行けば、魔法使いだとバレてゲンさんとダンにも迷惑が掛かるんだ。
だから俺は、森から離れたくないと言い張って、少し早い自立をする事になった。
ダンからは、凄く睨まれてるけど。
「ハンターなんてひとりでやっていけるのかよ」
ダンは出発の前夜になってもそんな事を言って、俺に一緒に来る様に言うが、とうとう諦めてこんな事を言った。
「休み度に会いに戻ってきてやる。だからお前は此処で待っとけ」
「まぁ、忙しいだろうからな、期待しないで待ってるよ」
そう返すと、可愛くない奴!と剥れた。
俺はゲンさんにこの家を貰い受けて、学校には通えよ、とお金も少し貰った。
俺は勉強が出来たから、近くの学者になる為の学校にスカウトされていた。
其処なら学費は免除になるから、当面の生活費と言う事らしい。
そして翌朝、2人は首都に向けて旅立って行った。
俺はスカウトされた学校に入学して、勉強しながらハンターとして動物を狩って生計を立てた。
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