デリヘルメリーさん

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デリヘルメリーさん 第二夜  「もしもし、私メリーさん、  今、あなたのベッドの中にいるの。」  「ん? どうしたの?  なんか言った・・・?」  「んーん? 何でもない。  このまま寝てていい?」  「あー、いいよ、  どうせ明日休みだし。  ・・・あ、でも時間延長は・・・。」  「気にしないで?  あたしが言い出したんだから料金加算はなしよ。」  「嬉しい事言ってくれるねぇ、  じゃあ、ちょっと喋ろうか?」  「ん・・・、なんか喋って。」  「とは言ってもあらたまると、  かえって喋りにくいな・・・、  普段なにやってんの?」  「普段?  こんなこと・・・くすくす。」  「うわぁお、恋人とかは・・・?」  「いたら、こんな仕事やってないよ、  あなたは・・・?」  「そりゃそーだよな。  オレ・・・?  いるけど・・・転勤が長いから滅多に会えないし・・・。」  「大変ね?  ナンならここにいる間、  お得意様になってくれるかしら?  半額でサービスするわ。」  「・・・マジ? いいの?  そりゃ、君みたいに可愛けりゃ、  毎日だってお願いしたいけど・・・。  で、でもなんで?」  
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