デリヘルメリーさん

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 デリヘルメリーさん 第三夜  「もしもし、私メリーさん、  今あなたの部屋の前にいるの。」 ガチャ・・・。 ロックが外れ、 マンションの一室の扉が開かれる。 出てきたのはおとなしそう・・・ いや気弱そうな青年だ、  学生かな? 男は、 何も言わずにメリーさんを部屋に上げる。  (あ~、コイツ暗そぉ~。  変な性癖持ってねぇだろーなぁ?) 部屋は、 この年代の一人暮らしの男の割には綺麗に片付いていた。 メリーさんは、 気を取り直してビジネスの話に入る。  「えーと、システムはご存知?  本番はオプションなのね、  で、その時にはゴムつけて頂くわ。  他の子はNGの場合あるけど、  あたしはベロチューおっけー。   ・・・それから。」 メリーさんが喋っている間、 男は無言でメリーさんを見詰めている。  (やっぱ、こいつやばそう・・・。  でも大それた事はできなそうな気もするし・・・)  
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