0人が本棚に入れています
本棚に追加
枕元のスマホを見ると、大量のメッセージが届いていた。昨夜9時頃からずっと溜めていたらしい。いくつかのグループトークでかなり盛り上がったらしく、数百件分の通知がされていた。
全く、気付かなかった。
寝ぼけ頭でざっと目を通していく。重要な連絡は少しもない。なんとなくの苛立ちがつい生まれてきた。
最後に目を通したトークで、何があったのかはおおかた分かった。高校の同級生が相手だ。夜遅くどんな時間に電話しても、いやそうな声をせずに話してくれる。たいていは私の愚痴なのだが。
最初のコメントを投稿しよう!