第1章

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甘い香りの漂う先に 甘いマスクと真っ赤なワイン 二人で出会った思い出の場所へ突然のお誘い 今日は特別な空気を纏った彼 どうしたのかしら…顔色が悪いわ、緊張してる? まさか…プロポーズ? どうしよう、こんな時にモジモジとお尻が痒い 彼のお話が全く頭に入ってこない 素敵なお店のカウンター席 今この場所でお尻を掻くなんて考えられない …あら、さっき食べたニラが歯に挟まっている 髪の毛をクルクルといじりながら 神経はニラを引っ張る舌先に集中しているのに 彼のお話は続いている 彼の視線がなかなか外れない そして、少しすずつお尻をずらしてみる 少ない摩擦で痒みが増した 彼がマスターとお話をしている 今だわ! 思い切って大きく腰を左右に動かしてみた 次はお口の中にゆびを突っ込みたい 我慢できない我慢できない我慢できない "誰か助けてぇ~" あれ、彼がいない…よかった お化粧室に行ってきます。 image=500007848.jpg
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