第二話『じいちゃんの遺産』

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俺はガルバの師匠のじいちゃんの家を目指した。 驚いた。建物は取り壊されていて、改築中の文字。 あらら、何でも屋さん。 お隣は武官の方ですか? 『ばあちゃん、家が?』 『皇帝陛下直属のバーテンダーに就職したので、家も改築中なのよ。久しぶりの現場復帰だ、って今朝もホテルのロビーで気合いが入っていましたよ。そうそう、貴方が来たらこれを渡すように頼まれてました。』 魔法のカバンから銀の二丁拳銃。刻印にクレナイ・ミスズと。( -_・)?、姉さんと同じ名前だが、暦年が一万二千年前だ。 気のせいか。 ホルスターは私がパートの給料を貯めて買ったのよ、と。 俺様が受けとると、刻印がクレナイ・ヒバリに変化した。暦年はこちらがわのものに。 俺様は装備した。 ばあちゃんが拍手した。私らの孫が生きていたら、渡す。それが主人の口ぐせでしてよ。ありがとう。何でも屋さん。 俺様は軽く空に向けて二丁拳銃の祝砲を撃った。 ~どこかのバーテン~ ん、あれは、ふ、帰ったのか、何でも屋。 『いらっしゃい、何を作りましょうか?』 続く
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