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「高校の時に話しているのを聞いたけど、
フミの占いは徹底していて何かの気まぐれで
運勢が変わるのは嫌だから、毎朝同じ時間に
起床して占いを開始するんだとよっ。
休みの日でも、修学旅行でもそれは変わらない。
そこまで、信じているのは凄ーよっ」
「よく知ってんな、シロウ」
僕は驚きを通り越して関心する。
フミはシロウの彼女ではなかったのか?
と、思う程フミの事を知っているからだ。
「同じ高校で、結局3年間同じクラス
だったからな。偶然なんだけどなっ!」
シロウとフミの高校では、完全な進学高校
ではなく、1年生は進学も就職も同じクラスで
2年生になってから進路により、別れる。
進学クラスの中で、文系と理系に別れるが
理系クラスは1クラスしか無かったらしい。
偶然、1年生は同じクラスで進学・理系に
フミもシロウも決めたので、結果的に
3年間同じクラスになってしまったらしい。
僕は、進学目的の公立高校だったので
シロウのような事はなく、2年間同じクラス
だったのが関の山だったりするからだ。
しかも、いわゆるリケジョは少なく
3年生の時には、クラスに女子は一人もいない
ムサい1年を送った事もあったくらいだ。
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