1人が本棚に入れています
本棚に追加
「羨ましいとか言っても、女子のほとんどが
将来は看護師希望のリケジョだぞ?
物理・生物に別れると、物理に女子は0。
そういう意味では、イチヤと変わらねーよっ」
「シロウは彼女の一人も居なかったのかよ」
僕から見ても、シロウはイケメンの分類になる。
が、中学までのサッカーを止めて、勉強に集中
するようになってからは、彼女の気配は消えたw
などと言っていたような覚えがあった。
「中学ん時に居たくらいだな。
そう言うイチヤは、フミが初めてか?」
僕はそれほど外見には拘っていないので
彼女がデキなくても不思議には思わなかった。
「そーだよ。偶然だったけどな」
出会いは突然だった。なんて言うと
どこぞのテレビドラマなんぞを観すぎている
ように思われるかもしれないが、
本当の事だからそれ以外に言葉が見当たらない。
「おぃ。イチヤ。俺にだけ教えろよっ♪」
「幸せのお裾分けなんて出来ねーぞ?」
「構わねーよっ」
シロウは聞く気マンマンで、早くしろ。
と言わんばかりの状態のように思えた。
最初のコメントを投稿しよう!