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「羨ましいとか言っても、女子のほとんどが 将来は看護師希望のリケジョだぞ? 物理・生物に別れると、物理に女子は0。 そういう意味では、イチヤと変わらねーよっ」 「シロウは彼女の一人も居なかったのかよ」 僕から見ても、シロウはイケメンの分類になる。 が、中学までのサッカーを止めて、勉強に集中 するようになってからは、彼女の気配は消えたw などと言っていたような覚えがあった。 「中学ん時に居たくらいだな。 そう言うイチヤは、フミが初めてか?」 僕はそれほど外見には拘っていないので 彼女がデキなくても不思議には思わなかった。 「そーだよ。偶然だったけどな」 出会いは突然だった。なんて言うと どこぞのテレビドラマなんぞを観すぎている ように思われるかもしれないが、 本当の事だからそれ以外に言葉が見当たらない。 「おぃ。イチヤ。俺にだけ教えろよっ♪」 「幸せのお裾分けなんて出来ねーぞ?」 「構わねーよっ」 シロウは聞く気マンマンで、早くしろ。 と言わんばかりの状態のように思えた。
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