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「貴方、私の心を読めるでしょ。」
気になっていることを聞いてみる。
「お前の言いたいことなんて、顔を見れば大体わかる。顔に出やすいからな。
夫婦になれば、一緒に過ごす時間ももっと増えて、
より分かるようになるんじゃないか?」
ふーん。夫婦か。なんだか実感がわかない。
ちょっと待って。レグルスと結婚するって事は、王妃になるってこと?
それよりも先ず、いろいろ厄介なことが起こるような…
「ああ、お前のマンションはまだそのままだ。
職場の人間には、もう連絡が行っている。
と言っても、かなり捏造されているがな。
祖父母の方には、今週にでも、挨拶に行くか?」
心を読まれるのは心臓に悪いけど、そのうち慣れるのだろう。
そんな事を思いながら私が頷くと、
「じゃあ、連絡を入れておいてくれ。
人間界の電話は使えない。この部屋の固定電話なら繋がるから。
俺の家族にはそのうち頃合いを見計らって挨拶に行く。
後は…」
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