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あれから私はチャーリー博士のところで助手として務めている、そうは言っても学校が終わる時に寄るくらいだ。
仕事の内容は言わばオカルト関係の依頼が相談者から来るのだという、私が助手になった時にはもう来ていたみたいで、今日依頼内容を私と相談者の人と確認するということであった。
私とチャーリー博士がコーヒーを飲んでいるうちにその相談者は来たようだ。
「やあやあ、待っていましたよ、今日から仕事内容を確認してから行動しようとおもいましてね」
ドアをノックする音が聞こえるとチャーリー博士は分かっていたようにドアに手をかけて、一人の女性を出迎えた
その女性は比較的小柄でブロンドの長い髪が腰まで伸びていていた。
どうやら、依頼者はこの人のようだ。
「紹介しよう、この人は依頼者のミゲルさんだ、そしてこちらが新しく私の助手となったブラウン助手だ、では早速依頼内容を確認しようじゃないか」
チャーリー博士がお互いについて紹介が手っ取り早く終わると、ミゲルさんは私に向かって軽く会釈をしたので私もそれに返した。
円形のテーブルに三つ椅子があり、三人が一斉に座るとミゲルさんが依頼内容を話した。
「一か月前のことなんです、ジャックという私の夫ががもうここには居られそうもないという置手紙を残して出て行ったんです。それからジャックを探しに街にいる人たちに確認してみたんですが・・・」
別段、ここまで聞いても不思議なことではない、ジャックという名前は昔私の友人にそんな人が居たなというくらいだ。しかしここから奇妙なことを私は聞いた。
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